「高倉健映画 ベスト・セレクション 10」
以下
● 「人生劇場 飛車角と吉良常」 内田 吐夢/ これは宮川役で助演ですが作品自体が素晴らしいのでベストに収録。 脇でキリリと引き締めます。
●「狼と豚と人間」 深作欣二/ 狼と豚と人間……の狼役だったかな?豚が三国連太郎?渋谷駅の井の頭線に乗り換えるあたりでのスピーディでドキュメンタ
リー風な強奪シーンはあそこを通るたびに思い出したもので、{いまは岡本太郎のでかい絵が飾ってある付近}すっかり内容を忘れてしまったがもう一度見たい
作品。
● 「日本侠客伝 関東篇」 村尾昭、笠原和夫、野上龍雄が共同シナリオを執筆、マキノ雅弘が監督した“日本侠客伝”シリーズ第三作目 集団抗争劇として面白さ爆発!
● 「日本侠客伝 血斗神田祭り」 1966年東映作品。企画俊藤浩滋。脚本笠原和夫。監督マキノ雅弘。
野際陽子がいいね。これまたにぎやかなマキノ宇宙による集団抗争劇が楽しい。
●「網走番外地 望郷篇」 石井輝男/ 雪が降ると 「そのなもぉ あばしりぃ〜〜 ばんがぁ〜〜いいちぃ〜〜♪」と口ずさみたくなるシリーズから本作をセレクト。杉浦直樹の悪役ぶりが楽しい「ベラクルス」か「駅馬車」風エンディング。
●「網走番外地 悪への挑戦 」 石井輝男/
これは最後の斬り合いと祭りのカットバックがどうもうまくいってないし、作品的にはイマイチだけれども 祭りの中を殴りこみに行く場面が大好きで、酒樽にドスをぶち込みもろ肌脱ぐまでが絶品!
● 「昭和残侠伝 死んで貰います」 マキノ雅弘/代表作の昭和残侠伝シリーズ中この1本。池部良との息もピッタリでマキノ名調子に痺れるのみ♪
●「新幹線大爆破 」 佐藤純也/最初、新幹線の車掌役だったのにあえて犯人役を志願し、寡黙な零細街工場のオヤジが社会に怒りぶつける姿を好演!
●「ザ・ヤクザ」 S・ポラック/外国人の見たヤクザ映画で出来はともかく名優R・ミッチャムと互角の勝負。郷^治もチラリ。
●「八甲田山」 森谷司郎/ 愚かな指導者によってバタバタ兵士が死んでいく……、安倍晋三政権を予言した雪中行軍・死の彷徨。
以下番外作品へのコメント
「ブラックレイン」は優作のイメージが強すぎて健さんが出ていたのを忘れていたときも……。共演のA・ガルシアは出演作がこれでまだ十本に満たない頃で、健さんはすでに100本以上の作品に出ていたと聞きぶったまげた!?とかの話も……。
「宮本武蔵」全5作のうち佐々木小次郎役で出演……しかし健さんの小次郎って……どうもな〜〜……
「ゴルゴ13」 これもどうにも似合わなかった……
「荒野の渡世人」 オーストラリア・ロケによるガンと剣によるウエスタンもどきの珍品。。。
「東京ギャング対香港ギャング」 石井輝男/ラストは「ワイルドバンチ」ばりの大銃撃戦!再見したいが健さんは本編の途中で退場……
番外・ 「乱」 黒沢映画初出演……のはずだったのに……まことに残念な幻の出演作。